自己管理を徹底して行う

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過度な残業時間を強いられるブラック企業問題や、働き過ぎが原因で精神疾患になる社会人が増えています。これらの問題は、社会的な背景が大部分の原因であることは間違いありません。

しかし、根本的な部分では、労働時間の自己管理ができていないことが多いです。
自己管理とは自分が毎日どれくらいの残業をし、どれくらい適切な労働時間からズレているのかを把握することです。この管理がしっかりできていないとついつい残業が増えてしまったり、働きすぎな状態に気付くことなく問題をないがしろにしてしまいます。自分でも気付かない間に疲労を重ね、ストレスをためてしまいやすくなるのです。

自己管理を行うことは、ブラック企業対策にも繋がります。
例えば会社から無理な残業を強いられている場合、自分がどれくらい適正以上の無理強いをされているのかが不明だと、問題を指摘できない可能性もあります。したがって、自分自身であらかじめ対策しておくことが重要になります。
残業時間の管理は会社の就業システム以外に、自分でも記録簿をつけてデータを保存しておきましょう。後々訴訟問題になった場合も参考になりますし、自分で毎日管理をすれば、どれくらい働き過ぎなのかを把握することが簡単です。具体的に退社時間も記載することで、さらに詳しく管理することができます。

また、これらの記録を管理することは、うつ病などの病気予防にも繋がります。週末に1週間の労働時間を振り返り、働き過ぎな日はなかったのかをしっかり振り返りましょう。